ハワイに向けて、中国南京を出た後の不確実な天候のため、Solar Impulse 2は日本の名古屋国際空港にて予定していなかった着陸をすることになった。このとてつもないチャンスを生かすべく、在日スイス商工会議所(SCCIJ)は乗組員を招いて昼食会を行う事になった。その中でもMr. Andre Borschbergの講演が中心となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

G&S JapanのMarkusとDobieは乗組員に臨席する栄誉を持てた。そして彼等の過去、現在、そして見知らぬ将来への経験や技術的な挑戦について聞くことができた。事実、挑戦は技術的な事、メンタルなこと、肉体的な事だけではなく、様々な国々を飛行するために必要な政治的な駆け引きについても含まれる。非常事態における緊急着陸は様々な苦労が伴うもので、モナコ、地上乗組員、政府、そしてもちろんパイロットもその関係者に含まれる。過去のフライト経験からすると、特に祝福されたと感じたのはU.S.を飛行中、JFKに着陸したときだと乗組員は私たちに語ってくれた。このような遅い飛行物体の着陸のため、JFKは30分ほど閉鎖された。JFKのような混雑している空港が30分閉鎖するということは、様々な関係者に感謝するべきものであり、またこれ自体がアメリカ政府のUFOのような物体に対しての寛容さを示してくれたのだ。

昼食会でのスピーチでたった3.8㎡しかない貝殻のようなところに閉じ込められたパイロットの肉体力、精神力に向けられて様々な質問が出た。肉体力、精神力を保つために彼が使用したテクニックの一つは動かない姿勢を保ちながら飛行中の時間などにヨガを実践することだった。ヨガを実践することは筋肉をつけ、内蔵を健康に保ち、精神も健康に保つことにつながった。座席はリクライニングシートで運動をするために完全に倒せるようになっている。また座位のまま仕えるトイレやNestle Switzerlandが開発したパッケージ入りの食事はパイロットのMr. Andreの栄養バランスにとってエネルギーを少なく消費しながら最大限栄養を吸収できるようにしている。また睡眠についても質問があった。彼は炭んについては「犬の睡眠」と「熊の睡眠」の差があることを説明した。彼自身がパイロットであるため、彼は長い時間睡眠を取らなくもよいように訓練されており、最大20分間のインターバルで睡眠を取れるように訓練されている。なぜ20分間というかというとこれが自動モード操縦での最大の時間だからだ。飛行機とパイロットととの関係は切っても切れないものだとMr.Andreは語る。それは互いへの信頼であり、それが飛行を安全なものにするのだ。

彼はSolar Impulse projectは単に太陽エネルギーを飛行のために使ったり、将来乗客を乗せたりするだけのためのものではないということを強調した。重要なメッセージは効率的なエネルギーであり、またクリーンなエネルギーによって予見可能で持続可能な社会を作り出すことにある。効率を高め、より少ないエネルギーで飛行するために様々な改良が施されてきた。エネルギーの節約は昼間の時間帯に9000mの高度で飛行し、エネルギーを節約するために夜間は1500mの高度で飛行するものだ。ゴールは政府のクリーンなエネルギーの改良および普及のための一致団結した協力体制が我々の様々な問題を解決するための手段となることだ。事実、コクピットの温度差は夜はマイナス15度で昼は30度になる。しかしながら軽量のデザインと高密度の気密性によって大きく高度差が生じ、ときにはプラス・マイナス40度の差が生じる過酷な環境からパイロットを守ってくれる。

さらに記者会見で、天候の不順をさけるためのフライトシュミレーションの可能性とハワイへ向けてのフライト予定日について質問が上がった。技術的な側面では最近の天候予測の精度にかかわらず、飛行ルートを定めるために4日から5日のデータが使われている。様々なフライトルートが80人のスペシャリスト、90人のパートナー何百人のアドバイザーによって検討されており、その目的はより予測可能な飛行ルートをこの太陽エネルギーで飛行する飛行機がとれるようにすることだ。これ以上長い期間では信頼性が薄れるため、この期間で通常検討される。このような優秀なリスクマネジメントチームの存在ゆえ、何万マイルの飛行が可能になっている。次のフライトの日については天候の状態にかかっており、8月の末までにそのチャンスを見いだしたいと思っている。現在台湾までかかる雲の壁ができており、この壁を滑空するチャンスが見いだせば、それが次のフライトの日になるだろうということだ。次のフライトの成功あるいはしっぱいのチャンスについて質問されると、何パーセントで答えることはできないが、プロジェクトが成功するか失敗するかという問題であると答えた。なぜならばプロジェクトのミッションに従って着陸する必要があるからだ。

(途中に陸地がない)太平洋の上を飛ぶことは最大のチャレンジだ。というのは一つはハワイまでの距離であり、もう一つは海の上を飛ぶからだ。乗組員はこれがデザイン、技術、パイロットの身体力、精神力においての本当の意味でのテストになるであろうと答えた。

翻訳:Miura Manabu